2009年12月30日水曜日

自民公認候補に岩井氏

 参院選静岡選挙区
 自民公認候補に岩井氏
 自民党県連は28日、静岡市で臨時県連大会を開き、来夏の参院選静岡選挙区の党公認候補予定者として富士常葉大非常勤講師の岩井茂樹氏(41)を擁立することを決めた。同日付で党本部に上申する。空席となっていた県連三役も選任した。
 岩井氏は10月の参院補選に党公認候補として出馬し落選したが、67市町支部などに候補者の上申を求め、沼津支部など25支部が岩井氏を推薦。県連大会前に開いた常任選対で全員一致で承認した。1議席を死守するために、党公認候補者は1人に絞る方針も決めた。
 三役は幹事長に遠藤栄氏(68)=富士市、自民党県議団=、総務会長に多家一彦氏(62)=沼津市、同=、政調会長に田島秀雄氏(51)=熱海市、自民改革会議=を選任した。任期は来年5月までの残任期間となる。
 大会には県内各支部の代表者ら約350人が出席。塩谷立県連会長は「自民党が政権を奪するためにまずは一致結束が必要。次の参院選に絶対に勝利し、必要なのは自民党ということを再確認する新しいスタートを切りたい」と協力を求めた。
(静新平成21年12月28日夕刊)

 岩井氏「共感の持てる政治を」
 参院選自民公認候補に来年夏の参院選静岡選挙区(改選数2)に自民一党県連が擁立を決めた富士常葉大非常勤講師の岩一井茂樹氏(41)が28日、県庁で記者会見し、「国民目線に立った共感の持てる政治を目指し、若さで頑張りたい」と述べた。
自民県連から上申を受けた党本部は同日、公認候補に決定した。
 岩井氏は民主党政権について「4カ月が経過してほころびが出ている。国民も政治全体への不信感を抱いている」と批判し、「社会保障と経済成長の両面をバランス良く考える政策が必要」と訴えた。 岩井氏は名古屋市生まれ。建設会社に勤務後、国会議員秘書などを務めた。10月の参院静岡選挙区補選に党公認候補として出馬し、落選した。
 来夏の参院選をめぐっては、民主党県連が静岡選挙区の党公認候補として現職の藤本祐司氏(52)を党本部に上申、比例代表に土田博和参院議員(60)を承認した。共産党は党県常任委員の渡辺浩美氏(49)の擁立を決めている。
(静新平成21年12月29日朝刊)

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